
ナチュラル志向でも豊胸の人気は高い! 大きさよりもシルエットの美しいバストを求めるフランス
ライフスタイル
フランスでは豊胸手術が一番人気!その理由は?

フランス人は美意識が高く、多くの女性がファッションや体型に気を使っています。
また、美につながる食事や基礎化粧品は、オーガニックや自然素材のものが好まれています。そんなナチュラル志向のフランス人ですが、美容整形は意外にポピュラーで、美しさの追求、劣等感の克服、加齢対策などを理由に美容整形をする人は増加しています。
国際美容外科学会が公表した2019年度の調査結果によると、フランス国内で一番人気があった美容整形手術は豊胸術でした。[注1]ここでは美意識の高いフランスで一番人気がある豊胸について詳しく紹介します。
フランスで最も人気がある豊胸手術の2019年の実施数は、53,938件でした。2位が脂肪吸引で38,671件、3位が眼瞼形成術で37,870件と、他の整形術を大きく引き離して人気なのがわかります。2010年の実施数は42,504件でしたので、10年で1.27倍になっています。[注1]
豊胸手術が人気の理由は、S N Sの影響で整形が社会的に受け入れられやすくなり、美容整形を頼ることを躊躇しない若者が増加したこと、乳がん患者が増加し、乳房再建術も増加したことです。
乳がんに伴う乳房再建術は、条件はありますが、フランスの健康保険でカバーできます。また、フランスの保健制度は日本と類似していますが、がん治療に伴う保険適用範囲は日本よりも広く、日本では全額負担になる種類のプロテーゼが、フランスでは一般的に再建手術に使用されています。[注2]さらに2014年6月以降、乳がん手術によって乳房に極端な左右差が生じた場合に行う、左右対称手術も保険が適用されています。[注3]
安全性の意識が高いフランスで人気の施術と費用

フランスの術式は、「シリコンインプラント豊胸」や「脂肪注入豊胸」が主流ですが、特に人気がある施術は、シリコンインプラント豊胸です。希望に応じてサイズが選択可能なこと、脂肪注入豊胸よりも安価なこと、乳がんによるシリコンによる乳房再建術の増加が、人気の理由です。
フランス人は、ハリウッド女優のような完璧な美しさより、自然でメリハリのある美しさを好むため、豊胸手術の際は、小ぶりでもシルエットが美しい大きさのシリコンが非常に人気があります。
シリコンよりも自然な仕上がりのバストや安全性を求める人は、費用はそれなりにかかりますが、脂肪注入豊胸を選択する傾向にあり、近年、その数は増加しています。
フランスは安全への意識が高いため、日本で人気がある「ヒアルロン酸豊胸」は、フランスでは乳がん検査の妨げになる可能性があるため、2011年8月にフランスの健康製品安全庁(Afssaps)によって使用禁止となりました。[注4]
また、2019年4月には、インプラント豊胸で使用される人工乳腺バッグのうち、表面がざらついているテクスチャードタイプのバッグとポリウレタン製のバッグに希少がんとの関連性が認められたとしてこちらも禁止措置が取られました。 [注5]
豊胸手術を受けられる最低年齢は法的に規定されていませんが、乳房の発達に影響を与えるため、一般的には18歳未満は手術を受けられません。
しかし胸の形成不全や深刻な非対称性などの重度の乳房奇形では、整形手術と再建手術を早期に行うことが可能で、その際は保護者の許可が必要になります。
豊胸手術の費用は施術によって異なりますが、4,120ユーロ(約54万円)が平均です。[注6]欧州の中では費用もそこまで高くないことも、豊胸手術を希望する人が多い理由になっています。
まとめ
ナチュラル志向のフランスでも豊胸手術は人気があり、隣国ドイツと同様に「大きさより美しい形」のバストを好む傾向がありました。
また、一部の施術やシリコンバッグが使えませんが、フランス人にとっては、「安全性」も豊胸手術には重要なようです。
出典
[注1]ISAPS / ISAPS Global Survey Results 2019
[注2]野澤 桂子 1フランスにおける外見のサポートを通じたがん患者支援の現状
[注3]Institut National du Cancer / Reconstruction mammaire
[注4]Le Figaro / Fini l’acide hyaluronique dans les seins
[注5]Le Monde / Prothèses mammaires : la France interdit certains modèles liés à un cancer
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