
胸の形を変えて身体と心の性を近づけたい。ジェンダー外来で受けられる乳房整形術
豊胸 / 美容整形
近年、生まれながらの性別にとらわれず個々を尊重する考え方が世界中で広まり、それに伴い、社会制度もジェンダーニュートラルなものに変化しています。
世界では、同性婚、パートナーシップ法、差別禁止法など、L G B Tの権利保障を目指した制度が広まり、日本では2015年に渋谷区と世田谷区を皮切りに、110以上の自治体でパートナーシップ制度が施行されるようになりました。[注1]
このように多様な性を尊重する社会が推進される中、身体と心の性が一致しない方達のために「ジェンダー外来」を開設し、ホルモン治療や整形手術によって、身体と心の性を近づけるための治療を提供するクリニックが増えています。ここでは、ジェンダー外来で特に行われている「乳房整形術」をご紹介します。
身体と心の性を一致させたい 〜ジェンダー外来のすすめ〜
生まれながらの性別に違和感がある、心と身体の性が一致していない状態を「性同一性障害」と言います。日本では2004年7月に施工された、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」により、性同一性障害者は,性別適合手術の実施や一定の条件のもとで戸籍の性別変更ができるようになりました。[注2]
性同一性障害はジェンダー外来で診断することが可能です。診断は医学的知見に基づき、精神的および身体的な側面から行います。二人以上の専門医による面談と心理テストの分析結果から性同一障害の診断がされます。
性同一性障害と診断された場合は、患者の希望によりホルモン療法や手術療法を受けることが可能ですが、治療前に医師によって作成した判定申請書と意見書をジェンダー医療協議会の判定委員会に提出する必要があります。判定会議で承認を経て、身体治療に進みます。
性別適合者の胸への身体治療は、M T F(Male to Female/男性から女性へ)の方は「豊胸手術」、F T M(Female to Male/女性から男性へ)の方は「乳房切除術」になります。
2018年4月から性同一性障害に対する一部の性別適合手術が健康保険適用になり、F T Mの方が希望する乳房切除術については、条件によっては3割負担で手術を受けることが可能になりました。この場合は、実施医療機関の基準に則した形で意見書の作成が必要です。
また、海外での手術を希望する人には、国際学会の基準に合わせて英文診断書を作成する必要があります。
M T F(男性から女性へ) 〜豊胸手術〜
M T Fの人は、自身の胸の形と大きさに悩んでいます。見た目はメイクや服装で変えることができますが、女性らしいふっくらと丸みを帯びたバストは簡単には得られません。女性ホルモンの注射により胸にわずかに膨らみを帯びても、一般的にはM T Fの人が望むバストの形や大きさにはならないため、豊胸手術を希望する人は少なくないです。
M T Fの豊胸手術は、「ヒアルロン酸豊胸」、「シリコンインプラント豊胸」、「脂肪注入豊胸」の3つが人気です。バストの大きさも欲しいけど自然な感触も希望する人には、シリコンバッグと脂肪注入を同時に行うハイブリッド法が人気です。
M T Fの人は、女性ホルモン治療を1年ほど継続して胸のふくらみが少し生じてから豊胸手術を行う方が、より自然な仕上がりになります。
ヒアルロン酸豊胸
体内に存在する成分の「ヒアルロン酸」をバストに注入して、バストをボリュームアップする豊胸術です。プチ整形のため体にメスを入れることはないのが特徴です。
サイズ:1.5〜2カップ
持続性:長期(20年以上)
手触り:自然な柔らかさ
メリット:自然な仕上がり、安全性が高い
デメリット:費用が高額、大幅なバストアップはできない
シリコンバッグ豊胸
人工の乳腺バッグ(インプラント)を体内に挿入する豊胸術で、2カップ以上のサイズアップが可能です。また、入れ替え可能で大きさや形を変更出来るのが特徴です。
サイズ:希望に応じて選択可能
持続性:10年前後
手触り:痩せていると違和感を覚えやすい
メリット:バッグの種類、サイズが選択可能、左右差も
デメリット:ダウンタイムが長い
脂肪注入豊胸
脂肪注入豊胸は、自身の脂肪を吸引して、その脂肪細胞を胸部に注入する豊胸術です。人工物でなく自分の脂肪を注入するため、安全性が高く、自然な柔らかさや触り心地が実現できるのが特徴です。
サイズ:1.5〜2カップ
持続性:長期(20年以上)
手触り:自然な柔らかさ
メリット:自然な仕上がり、安全性が高い
デメリット:費用が高額、大幅なバストアップはできない
F T M(女性から男性へ) 〜乳房切除術〜
乳房切除の方法は、術前の胸のサイズによって異なります。A~Cカップの方は、乳房の脂肪吸引をした後に乳輪の周りを半周切開し、乳腺組織を取り出します。Dカップ以上のサイズの方も乳腺組織を取り出すまでは同じですが、皮膚のたるみが生じる可能性が高いため、乳腺を取り出した後にたるみ切除の施術も行います。また、より男性的な胸を希望する人は、乳頭の縮小術も組み合わせています。
乳房切除術は、性同一性障害と診断された場合は健康保険が適用されます。しかし乳房切除術を行う前にホルモン療法を行ってしまうと、保険適用外になってしまいますので注意が必要です。適用外になってしまう理由は、ホルモン療法は自由診療、手術療法は保険診療のため、この2つを組み合わせて混合診療をした場合は、すべての診療が自由診療扱いとなるからです。[注3]
性同一性障害と診断された場合は、通常はホルモン治療を先行して行いますが、F T Mの方は乳房切除術を先行して行うことも可能ですので、どの治療を先行するか医師と相談しながら選択すると良いでしょう。
まとめ
近年、性の多様化によりジェンダー外来ができるクリニックが増え、身体と心の性を一致させるための治療が可能になりました。特に胸の悩みは以下の通り、M T Fの方、F T Mの方に合わせた治療があります。
M T F:ヒアルロン酸豊胸、シリコンバッグ豊胸、脂肪注入豊胸
F T M:乳房切除術
FTM・MTFの胸の手術を考えられている方は、両方の施術が対応可能であり、施術実績がTHE CLINICがオススメで安心です。↓↓↓↓

一人で悩まずに自分に適した治療を行い、自分らしい身体を手に入れてみてはいかがでしょうか。
出典
[注1]Marriage for All Japan / 日本のパートナーシップ制度
- 人気コラム
- 新着コラム




















